自称うさぎ


▼二〇〇三年十二月▼


十二月三十一日(水)


手から滑り落ちたテレビのリモコンが転がりに転がって部屋の端にまで行ってしまうというあまりに悲劇的な大晦日でした。この悲劇がもし新年の一日目にでも起こっていたらと思うと背筋がぞっとします。きっと新しい一年を暗澹たる気持ちで過ごさざるをえなかったでしょう。不幸中の幸いです。この気持ちを歌にしました。聞いてください。それはそうと、それではよいお年を。




十二月三十日(火)


こんばんは、賛否両論nnmです。死ぬ気でボケよう命の限り。

というわけでようやく25日もやって来て気づけば紅白も投票を残し終わってしまいました。参加している手前全作品見るぞーってなものでだいぶがんばりましたが、体力を使い果たし眠いです。眠い眠い眠い、味噌汁が頭の中でこぼれたみたいに眠い。味噌汁が頭の中でこぼれたからといって眠くなるとは思えません。とんこつらーめんがこぼれたんならわかりますけど。眠い眠い眠い。いくらなんでも眠すぎる。そこで、僕は眠くするのをやめてもらうために、睡魔さんを手篭めにすることにしました。そう、始めはほんの遊びのつもりだったんです。それが、こんなにも本気になってしまうなんて…。恋は、いつしか愛へと変わっていました。年の差を乗り越えたカップルのゴールインです。らららーらららー

話がずれましたが、ようするにあれです。豆腐が入ったカレーうどんを食べました。絵を書くのは好きだけどネタを考えるのがメンドイ人はいませんかそうですか。




十二月二十七日(土)


結局のところ何が言いたかったのかというと、第2回紅白FLASH合戦に参加させていただいております。予定では僕のフラッシュは今月の25日に投下されるそうなので今からドキドキです。ドキドキしすぎてこのまま25日など来なければいいとまで思ってしまいます。来なければ来ないで困るわけですが。ららら。

画力がなかったり
技術がなかったり
人を選ぶ芸風だとしても
お風呂のシャワーから水しか出なかったのは許せない
誰かうちのお風呂を直してください

あー、フラッシュの内容などで甚だ疑問抗議がありましたらメールください。善処します。

ああ、見た人はわかると思いますが今回はノンフィクションです。




十二月二十六日(金)


ついに日本でワールドカップが開催されると聞いた僕がサッカーという未知のスポーツの正体について悩んでいると、隣でまふまふと擬音を立てて転がっていたポチさんがサッカーとはセパタクローではない方の野球だと静かにおっしゃいました。ようするに近所のクソガお子様たちに猫だと思い込まれ続けているのが憤慨だと言いたいのでしょう。熱が下がりません。




十二月二十二日(月)


しばらく、旅に出ます。

コンビニにアイスを買いに行くというとてもつらく、長い旅です。

最悪、無事には帰って来れないかもしれません。

もし、もし僕になにかあったときは、

誰か僕の代わりにハーゲンダッツのバニラを買ってきてください。

ハーゲンダッツのバニラを買ってきてください。

それではお願いします。

家で待ってますから。




十二月十八日(木)


プードルとシーズーのハーフといえばコモドオオトカゲですが、みなさんはペンギンという生物をご存知でしょうか。あの猫のくせに空を飛ぶ犬のことです。鍋にするとかわいいです。さて、そんな話はどうでもいいのですが、今日暖房をかけたままぼおっとしていたら自室でのぼせて鼻血を出した僕も今ではすっかり元気です。なんだかんだで体温が37度以上あるのは熱で頭がぼおっとしていて体温計の表示がそう見えるだけで本当は平熱ですし、エアコンに向かってテレビのリモコンをめいいっぱい押すという蛮行を繰り返すのも脳細胞がめいいっぱい死んでいるだけなので結局のところ元気いっぱいです。例えるなら今の僕は昔から安いケーキの凶暴的な甘さが好きです。どうも高いケーキの上品な味は合わないことが多いのです。飾り付けが凝ってて食べにくいものが多いし。シュークリーム食べると反対側から内臓が出るし。プッチンプリンは洗う皿が増えるだけだからプッチンしないで食べるし。最近パピコが売ってないし。どうなってんだこの世の中は!などと世の中に対しての不満を政治論を振りかざしてぶちまけるのは若者にはよくありがちな行動です。黙殺しましょうおやすみなさい。




十二月十六日(火)


僕は知っています。あの場所は鳩のフンが雨のように、滝のように降り注ぐデッドゾーンだということを知っています。その危険地帯が存在する道をよく通る人々もそのことを知っています。そして、その道をよく知らないビギナーといえども、霊長類最強の脳の下、路面の状態と上空の動物の気配から状況を察知し、デッドゾーンを難なくかわして見せます。けれども、その場所に何の躊躇もなく足を踏み込む男たちがいます。彼らのまなざしには一点の曇りもなく、威風堂々とした態度はもはや勇者と呼ぶほかありません。僕は彼らに注意を促すことも避難を呼びかけることもできません。彼らは挑戦しているのです。この日常に潜む万に一つの可能性に賭け、僕らに奇跡を見せようとしているのです。助かるはずはない。無事でいられるわけがない。観衆たちは絶望を瞳に湛え、彼らの最後の姿を目に焼き付けようと目をやります。それは奇跡。一瞬の奇跡。僕は見ました。確かに見ました。奇跡を起こした男たちの姿を。そのとき無事でいられた彼らの表情、歓喜に満ちた笑顔に、僕は、神を見ます。それは、小さな日常の奇跡の一コマ。




十二月十四日(日)


今日、昼過ぎ、よそ見掃除の末、掃除機でクマのプーさん(住所不定ぬいぐるみ)を轢いてしまいました。慌てて掃除機を止め、駆け寄った時には既に被害者に脈はなく、ぴくりとも動きません。明らかに死んでいました。動揺のあまり、気にせず掃除を続けていると、ポチが被害者をくわえてどこかに走り去りました。死体損壊、平和な日曜日です。




十二月十二日(金)


甘ったるい物語に触れて幸せな気持ちになってる自分なんてそんなの自分じゃないうわあぁぁじゃあ誰なんだお前はぁぁああぁまぁカレーライスなんだけどね。そんな感じで今まで見向きもしなかったポテトチップスに最近急に嵌っていたわけですが、某健康番組スパスパ人間学でセロトニンが足んなくなって鬱直前の奴はいきなりポテトチップスに嵌るぜとかタイムリーにやられて母親に心配されてやめました。現実って怖いな、ホネホネロックはもっと怖いな。

ところで話は変わりますが、みなさんはネメナという植物をご存知でしょうか?私は知りません。




十二月九日(火)


つい陽気に誘われてスプラッターマウンテンをグーグル検索したところ10件もヒットしたのはいかがなものかと思います。ファンシーに内臓の組み合わせだなんていけません。個人的にはだいすきですが全然いけません。だいたいそんなことしたら赤いじゃないですか。赤いとまたアップルパイを食べたら単なるりんごジャム入りのパンだったりするじゃないですか。なんだこの世界は。120円だからってアップルパイをりんごジャムで済ませるのかなんだこの世界は。こんなにやさしさに溢れてる世界は始めてだ。こんばんは、ナナメです。最近なんだか友人に僕のところにサンタさんが来ないのは仏罰だと言われたり、踊ってティッシュを配る某消費者金融のポケットティッシュを100もしくは300個貰ったりといたって波瀾万丈な人生です。自分のサイトから出ると鬱になることばかりだから面白そうだからといってなんでもかんでも首を突っ込まずにこれからはここで大人しくじぃとしていようと思う人生ではありません。誰だそんなこと言ったのは。そうそう、小豆洗いといえば、僕の高校生の頃の口癖は「きれいごとの世界に行くんだ!」でした。世界の果てにあるそうです。地球が球形だと反対側の人が落ちてしまうので地球は平面であることは確かであり不思議な力で世界に果てがあることもわかるためきれいごとの世界も当然存在すると論理的に説明がいった!やった!だそうです。オレのアップルパイを返せ!




十二月五日(金)


誰も僕好みの芸風を披露してくれないのなら自分でやってしまおうと始められた当サイトですが、ちゃんと探せば僕好みの芸風の方はわんさかいるという事実が判明しサイトが危急存亡スペシャルに存在意義を失いつつあります。しかし、奇跡が起こりました。上記のサイト開設理由が真っ赤な嘘であるため、かろうじて存在意義を失わずに済んだのです。一度は諦めました。何度も挫けそうになりました。それでも神さまはわたしたちを見捨てたりしてなかったんです。嗚呼、なんとどうでもいいんでしょう。話題を変えます。さて、当然わたしたちを見捨てずに救ってくれた神さまになにかするべきではないのか、そう考えます。そこで考えました。いっぱいいっぱい考えました。でも、やっぱりわたしにごはんとパンの優劣をつけるなんてことはできませんでした。麺もうまいからです。しかしながらごはんが一番であることに変わりはありません。パンと比べること自体間違っています。パンもうまい!




十二月三日(水)


趣味コンテンツがあるとサイトが長続きすると聞いたので、むしろワタクシがさきほどそう決めたので、完全な趣味コンテンツを設置いたしました。趣味コンテンツなので全く要望がなくても更新される横暴ぶりは目に余る、近所の住人はそう申しております。気が向いたらどうぞという話です。曖昧な記憶で書いているので記憶違いがあっても気にしちゃいけないという話でもあります。