私の尊敬する祖父のお孫さんが言っていたのですが、時間はとても大切なものだそうです。このことは私の母のご子息も同様のことを言っていたので確かなことかと思われます。しかし、たかが身内のふたりが言っていた程度のことでそれが真実だと信じるほど私はさきほど久々にアルコールを摂取して脳がかなりよろしくありません。したがって私は時間が大切なものだと信じるに至ったのです。時間は大切なのです。そう、時間を無駄に消費する楽しみを知ってこそ人生は輝いたものとなるのです。縁側でぼぅとするもよし。縁側で筋トレをするもよし。縁側で学校に行くもよし。時間を無駄に消費することこそ文化人の営みであり一番のぜいたくなのです。時間を無駄にしてはいけないと洗脳されつくした現代人たちに今こそ私はコップ一杯のお酒で死んでしまうのです。度数5%以上は致死です。5%未満は辛うじて致死です。と言っても数えるほどしか口にしていないのでもっとこれから機会があれば多少は慣れることでしょう。きっともう慣れたでしょう。いや、果たして本当に私はこの規則正しい生活に慣れたと言えるのでしょうか。ようするに慣れたのです。ああ、長い休みから規則正しい生活に慣れるのに一ヶ月もかかってしまいました。五月病にかかってしまいました。
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