自称うさぎ


▼二〇〇五年三月▼


三月三十一日(木)


海岸によくあのテトラポッドみたいな波消し用のコンクリートの塊があるじゃないですか。いっぱい。あれってなんなんでしょうね。不思議です。不思議といえば他にも不思議に思っていることがあるのですが、郵便局のそばによく四角くて赤くて一本足でなんか二つほど四角い口みたいのがついてて時々人を食べて世界を滅ぼす春鬱で元気がないけどゲームセンターのゲームがやたらとうまい人気者があるじゃないですか。あれってなんでフランス語でしゃべるんでしょうね。不思議です。ラテン系ならスペイン語やろと。まぁ、個人の問題だからいいんですが。しかし、そうやってプライベートなことだからといってほうっておいて果たしていいのでしょうか。非行というものはしばしばこのようなことが取り返しのつかない事態へと陥るきっかけとなるのです。そうです。先手必勝、我々は包丁を手に話は変わりますが、友人にSIRENというこわいこわいゲームを借りたのです。でもなんか開始した途端駐在の警官さんが拳銃を撃ちながらうへうへ追いまわしてくるのです。とりあえず静かに電源をオフにしましたがその後どうしたらいいのでしょうか。はんぺんのはさみ揚げ?今日もカレーです。




三月三十日(水)






三月二十四日(木)


アメリカ旅行に行っていた友人が帰ってきました。

ニューヨーク土産を買ってきてくれました。



入浴剤


ニューヨーク…にゅーよーく…にゅうよ…く…

いや、そんな、まさか

………え?

どこまでも続く地平線、あの頃のぼくはまだどこまでも歩いていけるものだと信じてたんだ。




三月二十日(日)


今日、部屋のカレンダーが三月になりました。どうりで暖かいはずです。とても二月とは思えません。さて、天地開闢のその日よりこれは日記なので近況などを当然のように書きますがようするに花粉症がとてもしんどいのです。しんどいというかこれはもはやすでにしんどいと言っても過言ではありません。ACアダプタ職人の一日だってこれほどしんどくはありません。以下、自分のために花粉症対策について考えてみたいと思います。そもそも原因であるこの花粉はいったいどこから飛んできているのでしょうか。山でしょうか。川でしょうか。それとも川でしょうか。はるばる自然豊かなところからこんな都心にまで飛んできたというのでしょうか。ご苦労なことです。ですが、それでちゃんと一人で家に帰れるのでしょうか。しばらく帰らないでいるので、ちゃんとごはんはたべているのか、悪い人にだまされて困ってはいないか、お母さんはとても心配しています。たまには電話くださいね。それだけで母さん安心します。それと少しですがお米をいっしょに送っておきました。体に気をつけてください。(この後30分ほど画期的な花粉症対策が続く。聴衆の中には感動のあまり泣き崩れる人もいた。ああ、これが神なのだ。神という存在なのだ。―――グリーンウェル著『私と阪神』より抜粋)




三月十六日(水)