こう、餃子を作ってて、餃子の皮で具をひとつひとつ包んでいるときに、途中から飽きてきて段々といろんな包み方を創作しだすじゃないですか。ふちを折り折りせずにぺったりと作ってみたり、巾着袋風に包んでみたり、具をどこまで入れられるか挑戦してみたり、そしてカレーライスができあがったり、餃子の皮にキリストの顔に見えるしみが浮かび上がってきたり、町のトピックスで扱われてちょっとした近所の有名人になったり、異教徒に焼き討ちにあったりして、36年間放浪し、本当の信仰を見つけ、世界がとても美しく見えたその日、ぼくたち、わたしたちは、この学校を卒業します。卒業します。家族でそういうことをしてると、たとえできあがりで皮が開いちゃってたり見た感じおせじにもきれいとは言えないことになっててもたのしいし温かい気持ちになれるものじゃないですか。その挙句が自然破壊ですよ。いいかげんにしてください!
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