自称うさぎ


▼二〇〇五年十二月▼


十二月二十一日(水)


社会というのは厳しいところです。悪い人もたくさんいます。悪い人にひどい目に合わされないためにはどうしたらよいのでしょうか。いい人にひどい目に合わされたらよいのです。いい人もひどいことをする世の中なのですか。もう誰を信じたらいいのかわかりませんね。愛・地球博!




十二月十四日(水)


決して認めたくない現実が目の前にあります。そういうとき人はついついなるべく現実を見ないようにして逃避してしまうものです。あるいは夢だと思い込んだりもしてしまいます。そしてよく見てみるとやっぱり夢だったのです。緑や青のリンパ腺が乱れ飛ぶ不思議で楽しい夢だったのです。そこは無人の遊園地、黒ミサがあるんだからいろんな色のミサがあってもいいじゃないか!課長があなたの営業成績に憤慨して怒鳴っています。でも決して課長に憎悪の気持ちを抱いてはいけません。課長はあなたの実力はそんなものではない、やればもっとできる、好き…と思ってクリスマスを二人で過ごそうと言ってくれているのです。見てごらん、きれいな仏陀だよ…。なにいってんだよ、おまえのほうがよっぽど…。えっ…。らぶらぶび〜む☆人は生きている間、悩み、その苦しみから逃れることはできません。ですがこうも考えられるのではないでしょうか。太郎と次郎はお母さんに似ているね。ムード満点。そこでトドメのセリフ。ぼくらふたりで永遠の愛があるって証明していかないか?これで彼女のハートもクリスマスのイルミネーションのように、よせては引く波のように、あるいは晩年のダンディ坂野のように君らは無責任だなぁ。




十二月十日(土)


もう十二月じゃないですか。いや、一年は早いですね。今年一年もいろいろなことがありました。慎吾ママのおっはーとか、流行りましたよね。ぼくはそんな記憶はありませんが。みなさんがそうおっしゃるのならそうなのでしょう。いつだって民主主義において多数派の意見は正義です。絶対的に正しいのです。多数派が少数派の意見が正しいと言ってしまえばたとえ少数派が多数派の意見が正しいと言っていようが多数派が支持する少数派の意見である多数派の意見が正しいという結論のみが生き残りその肯定されし多数派の主張である少数派の意見が正しいなどという意見がまかりとおってしまい決定権を握った少数派に後ろ盾をもらった多数派はその正しさを誇示しその意見である少数派が正しいという論理を振りかざして権力をもたらされた少数派は多数派の正しさを証明し証明されし多数派のその正しさは多数派の持論である少数派の意見の正当性の肩を持つ形となりお墨付きをもらった少数派によって多数派の正しさが確立してしまうそのような数の暴力を許しておいていいのでしょうか。いえ、決してそのようなことはポメラニアン。