自称うさぎ


▼二〇〇六年四月▼


四月二十二日(土)


先日、ある人に君は土鍋以下だと遠回しに言われました。正直ショックでした。土鍋は確かにたくさんの人を喜ばすことができます。人の輪を作ることができます。立派なものです。それでもとても傷付きました。土鍋が嫌いになりました。だけど、ひとつだけよいこともありました。ぼくは誰にもそんなこと言われていません。だからショックでもなんでもありません。そもそもなんでそんな話が出てきたのかということが疑問です。許せない気持ちでいっぱいです。国際問題です。でも、こうも思うんです。今回の出来事は、本当の意味でのやさしさがぼくらが気づかず見過ごしてきてしまった人の善意が導いてくれた結果なのではなかったのかと…。さぁ、走り出そう。未来に向かって。みたいな原子炉ならクリーンだと思う。




四月十五日(土)


おうちから出たくないわけです。だけどおうちから出なくてはいけないわけです。でもひょっとしたらおうちから出なくてもいいのでは?現実から目を背ければもしかしてこのままおふとんから出なくてもいいんじゃない?そのような日常のちょっとした疑問が子供の可能性を大きくはばたかせます。大人は子供のこのような疑問に対して無下に一蹴することなく一緒に考えてみることが大切なのです。真剣に家から出ないでいられる方法を考えることが大切なのです。秋刀魚が一匹50円でした。なんか春先って忙しいですよね。夏先とか秋先にすれば忙しくなくなるんでしょうかね。だとしたら樽先って忙しいんでしょうかね。何が入ってるのかとか忙しさに関わってくるのでしょうか。そもそも春を350mとしたら樽って4kmくらいあるじゃないですか。ものの例えで比較するとですよ。か、かわいい…。




四月四日(火)


エイプリルフール企画新春お悩み相談スペシャルはいかがだったでしょうか。はじめてのリアルタイム更新の試みでしたが実際にはおこなっていないのにも関わらずかなりうまくやり遂げることができた気がします。ただひとつ残念だったのはみなさまも見ていてわかったと思いますがぼくにはわかりませんでした。そんな簡単に人々の認識が一致するのなら戦争なんて起きはしません。でも、一つだけ、皆が、人類が、共通して感じることのできる感情があります…。それは、二つ、だったかもしれません…。その二つあるものとは、三つあったかもしれません…。ですがそのようなものがいくつあるのかということにいったいどれほどの意味があるというのでしょうか。我々を照らす太陽は東から昇りこの世界に光を与えてくれています。そう、一つもなかったのです。