二千円札の存在を完全に忘れていました。こうしてぼくらは、忘れたという記憶も留めぬまま、様々なことを忘れ去っています。例えばそれは、過去ログの日記の内容であり、過去に作ったコンテンツの内容であり、過去の自分の全てであり、今の自分の住所氏名であり、今の自分の思いであり、社会に出たくないという思いであり、そして、働きたくないという願い、どうすれば働かずに生きていけるかを脳内でひたすら追求する熱き魂、熱き魂はいつしか火の玉となり、全てを燃やし尽くし、燃え尽きて、灰となり、その栄養素は土を肥やし、新たな生命を育み、人の営みを作り、なんとなくでまた燃やし尽くし、逃げ惑う人々、高らかに笑うキミ、キミのそんな笑顔がまぶしくて、ただただまぶしくて、ぼくは、ある意味ニンテンドーDSフォーエバー…。
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